自分の気持ちを伝えようとしても、「なんとなく嫌だった」「うまく説明できない」など、あいまいな言い方しか出来なかった経験はありませんか?
心の中には、たしかに引っかかるものがある。それなのに、自分が何を感じているのか、何を望んでいるのかをうまく捉えられず、言葉にまとめることができません。
自分の思いを率直に伝えるには、まず、その思いを自分自身がきちんと把握する必要があります。そして、それを自分にしっくりくる言葉にまとめられて初めて、相手にも「私はこう感じている」「本当はこうしたい」と伝えやすくなります。
このサイトでは、そのように自分の思いを自分らしく表せる言葉を、「自分の言葉」と考えています。
それは、誰も思いつかなかった表現でも、難しい言葉を使いこなすことでもありません。自分が感じていることに合い、自分が使っても違和感のない言葉です。
自分の思いを、自分らしく表す言葉
自分の言葉とは、誰も思いつかなかった表現や、難しい言葉のことではありません。自分が感じていることを素直に表現できる、自分自身でしっくりくる言葉のことです。
たとえば、何かうれしい出来事があったときも、感じ方は人によって違います。純粋にうれしかった人もいれば、努力が報われてほっとした人もいるでしょう。
大切なのは、きれいに表現することではなく、自分が実際に何を感じたのかを捉え、それに合う言葉で表すことです。
自分の気持ちにも、自分自身にもなじむ言葉。それが、その人にとっての「自分の言葉」なのだと思います。
書くことで、自分の思いが見えやすくなる
以前の私は、何かを嫌だと感じても、具体的にどの部分がどう嫌なのか、うまく説明できませんでした。
自分の中には引っかかるものがあるのに、出てくるのは「なんとなく嫌だ」「ちょっと違う気がする」といった曖昧な言葉ばかりです。
けれど、日記を書き続けるうちに、自分の気持ちを以前より細かく捉え、言葉にまとめられるようになりました。
起きたことや、そのとき感じたことを書いていくと、「自分の考えを聞かずに決められたことが嫌だった」というように、気持ちの輪郭が少しずつ見えてきます。
自分が何を嫌だと感じ、本当はどうしてほしかったのか。それを自分に合う言葉でまとめられるようになると、相手にも自分の意思を伝えやすくなりました。
自分の言葉は、人生の選択に役立つ
自分の言葉を持つことは、きれいな文章を書くためだけのものではありません。
自分が何を感じ、何を望んでいるのかを言葉にできれば、相手と話し合うことができます。また、「私はこうしたい」「こちらを選びたい」と、自分の意思も表しやすくなります。
私たちは、仕事や人間関係、日々の暮らしの中で、さまざまな選択をしています。そんなとき、自分の思いを捉え、自分にしっくりくる言葉で表せることは、自分なりの答えを選ぶ助けになります。
自分の言葉は、最初から完成しているものではありません。感じたことや考えたことを書き続けるなかで、少しずつ育っていきます。
このサイトでは、書くことで自分の言葉を育て、それを日々の暮らしや人生の選択に役立てていくことについて、一緒に考えていきます。
